わたしがKAT-TUNに落ちるまで
ジャニーズは怖い。
プールサイドに腰掛けて、水をバシャバシャさせているつもりが、実際には少しずつ確実に深い沼の中へ入っている。
「まだまだこの辺なら大丈夫」と余裕な気持ちで過ごしていると、気付いた時にはもう首まで浸かっていて、後戻りができない。
この自覚のなさが恐ろしい。
「気をつけよう、ジャニーズは体感的にじわじわ落ちる沼ではなく、一気にくる落とし穴だ」と胸に刻んでいたはずなのに(前科あり)、この度KAT-TUNに落ちました。
これはわたしがどのように落ちていったのかという経緯をまとめたものです。
語彙力はありません。記録しておきたくて思うままに書いているので、温かい目で読んで頂ければ幸いです。
まず、経緯を見にくいチャートにしました。
RAYの映像をチラッと見る
↓
友人がDVD・CDを貸してくれる
↓
知っている曲が多いことに気づく
↓
RAYが収録されているquarterを繰り返し見る
↓
DVD・CDを貸してくれた友人の厚意で、UNIONへ行けることに
↓
UNIONからしばらく経って、quarter、10ksを毎日見るようになる
↓
DVD・CDを買い始める
と、ざっとこんな感じです。
こうしてまとめると、着実に沼へ進んでいっているのがよく分かる。
あらためて怖い。
この中からいくつかピックアップして詳しく書いていきます。
○RAYの映像をチラッと見る
quarterのRAY、半端ない。
わたしはこれにガツンと殴られ、最初の一歩を踏み入れました。
見たことのある方はもちろんご存知だと思いますが、レーザーやら炎やら爆発やら(これを総じて特効というらしい)の使い方がとにかくすごい。
爆発で本人たちが見えない!
実は幼少の頃からSMAPのファンで、何回もライブに行ったことはあるけれど、あんなステージ見たことない。
これでもか!というくらいの演出に劣らず、バチバチにカッコいいKAT-TUN、最高にクール。
KAT-TUNのパフォーマンスというものを、まざまざと見せつけられた気がしました。
○知っている曲が多いことに気がつく
貸してもらったDVDを見たり、CDを聞いてみると、追いかけていたことはないのに知っている曲が多い。
口ずさめる曲もいくつかあり、小学校の頃、音楽の授業や帰りの会で歌った記憶があるので、たぶん世代なんだと思います。
知っている曲が多いということは、知らないで触れるよりも入りやすく、楽しむことができる。
なるほど、小学生のころに、こうなる伏線が張られていたのか………
ちなみに、音楽の授業で歌った曲は覚えていないけれど、帰りの会で歌ったのはRIPSで、たまに口ずさんでしまうくらい気に入っていました。
さらに余談で、自分が亀梨さんと同じ誕生日だと気づいたのも、小学生の頃だったと思います。
チョロいオタクは、運命的なものを感じてしまう。
○quarterを繰り返し見る
RAYでガツンと殴られて興味を持ったわたしは、とても単純なので、quarterを繰り返し見ました。
ここから感想を少し。
4人の名前とグループ名をコールするところから始まるライブ、テンションが上がらないわけがない。
かつんさんのDVDを見て思ったのは、演出がすごい、歌唱力が高いというのと、声を出すことをめちゃくちゃ求めてくる、ということでした。
こんなにもライブの最初から最後まで、「声足りない」「もっと出せ」と求めてくるアイドル、初めて見た。
「出せ」と言われればファンは声を出す。その声で、会場とメンバーのボルテージが上がる。
なんて素敵な相乗効果…!
4つに分かれるステージ、モニター、数々の特効、4つのテーマに沿った演出、衣装。
どれもが作り込まれていて、何回でも見たくなる。
歌って踊っているときはひたすらかっこいいのに、MCは乳首の話をするとか聞いていない。
アイドルとしてキメている時と、キメていない時の差に驚きました。そんなところも魅力的。
○友人の厚意で、UNIONへ行けることに
DVDを見て、ライブに行きたいと思わない人類が、この地球上に存在するのか?
いや、しない。
「行ってみたいなぁ」という淡い気持ちで過ごしていたところ、友人の厚意でUNIONの初日に行くことができました。
久しぶりの東京ドームという大きな会場で見るアイドルのライブ。
それだけで前日からそわそわして落ち着かなかったのに、指定されたゲートに行って発券してもらうとまさかのアリーナ。
人生初のKAT-TUNライブが、人生初のアリーナ席でした。
ライブやイベントの記憶がすぐに無くなるタイプなので、誰のここがよかったという細かな感想を述べることができないけれど、覚えているところだけ感想を。
・あの始まり方はずるい。思わず泣きそうになったけれど、いやいやいやわたしごときが泣いてどうする?!という思いで堪えました。
・中丸さんが乗ったトロッコが近くを通って、「アイドルって現実に存在して、ちゃんと生きてるんだ……」と思ったことは鮮明に覚えている。
・上田さんのファンサは、天使の施しのようでした。イカツいバイク乗って、オラオラしてるのに、ファンに対しての目線や笑顔がすごく優しい。
・なんの曲かは覚えていないけど、モニターに映る亀梨さんの瞳がすごくキラキラしていて、目が離せなくなるくらい素敵だった。
やっぱり、大きなステージに立つアイドルはかっこよくて、再始動の大切な時、この空間にいられるという幸せを何回も噛みしめました。
特効の経験が少ないので、爆発するたびにビクッとしてしまったのですが、一緒に行った友人は、ぴょんぴょんはねて喜んでいて、「これが洗練されたものの姿か…」と感動しました。
○quarterや10ksを毎日見るようになる
UNIONの翌週に、また別のライブへ行くことになっていたため、UNIONの余韻に浸っては、次の別のライブのことを考えたりと、4月後半は気持ちの切り替えが大変だった。
そのライブが終わった後、余韻をしばらく引きずって、抜けてきた5月の2週目あたりから、猛烈にquarterが見たくなった。
見たい、と思っても借りていたDVDは返してしまっていたので見ることができない。
どうすりゃいいんだと、もどかしさに悩んでいたとき、友人が10ksを貸してくれたことを思い出した。
quarterはDVDを買うとして、それまでは10ksを見よう、そうしよう。
quarterが買えるまで10ksを見て、買ってからはquarterを見て、今日は10ksの気分だな、そうして毎日再生する日々が始まったのでした。
○DVD・CDを買いはじめる
quarterを買ってから、他のも見たい!という欲が出て、CHAINのCDとDVDを買いました。
どうしてもSTEP BY STEPが見たかった。
次はカウントダウンを買う予定です。
以上が経緯の詳細です。
もっと細かく書きたいところもあったけど、長くなる気がしたので、それはまた別の機会に。
おそらくこの充電期間を経て、わたしと同じく、新しくファンになった方がたくさんいるんじゃないかと思っています。
周りに、最近ちょっと気になるな〜と言っている人がいるかもしれません。
わたしのような単純なオタクは、RAYで簡単に落ちるはず。
あくまで個人的な意見ですが、そこで興味を持ったら、quarterでとにかく殴り、昔の曲も多めで入りやすい10ks、ダメ押しのカウントダウンという流れで見せると効果的なんじゃないかと思います。
(わたしはSTEP BY STEPが見たかったので、quarter→10ks→CHAINと見ました)
ここにきてやたらSTEP BY STEPと書いているのでお分かりかと思いますが、中丸さんがすごく好きです。
今まで勝手に抱いてきたイメージと、アイドルとしてファンに見せているライブや雑誌の時の差にやられました。
失礼ながら、表情死んでるし、アイドルらしくないと思っていたけれど、DVD見たり、雑誌の写真を見たりすると、アイドルということをまざまざと感じさせられて堪らない。
端整な顔立ち、色気のある歌声、スマートなダンス。
紛うことなきアイドル。
STEP BY STEPを狂ったように見ています。
さて、ここまで思ったことをダラダラと書いてしまったので、そろそろ終わりにします。
今3人が、アイドルとして背負っているものの大きさや、覚悟のすべてを、知ることはできないし、そもそもこちらが軽々しく考えていいものではないと思っています。
と同時に、KAT-TUNと一緒に歩んできたハイフンの方々の思いも、わたしも好きになったからと言って、ズカズカ踏み込んでいい領域ではないことも分かります。
今はいろいろな感情が巡り巡って、アイドルってすごいなと、存在に感謝する日々です。
……ちょっと真面目なことを言って終わろうと思ったのに、結局まとまりのないことを書いてイマイチ締まらない。慣れないことはするもんじゃない。
好きになって日の浅いド新規ですが、これからじっくりいろいろなことを知っていきたいと思っています。
※5/26 加筆修正しました